徳島を中心としたアニメイベント「マチ★アソビvol.15」新町川東公園ステージで10月11日、『Tokyo 7th シスターズ』（通称『ナナシス』）のステージイベントが行なわれ、ユニット「NI+CORA」の天堂寺ムスビ役高田憂希、アレサンドラ・スース役大西沙織、ユニット「サンボンリボン」の晴海サワラ役中村桜、晴海カジカ役高井舞香、晴海シンジュ役の桑原由気と、総監督の茂木伸太郎氏が登場。MCは音響監督の納谷僚介氏が担当した。

『ナナシス』は、Donutsが提供する新世代のアイドル育成＆リズムゲームアプリで、VOCALOID世代の若手サウンドクリエイターの積極起用などでも話題になっている。10月9日発売の「リスアニ! Vol.22.2 別冊キャラクター・ソングIV」では総監督の茂木氏にインタビューを行なったばかり。『ナナシス』にとって「マチ★アソビ」は、ファンと間近に接しながら人気の高まりを体感してきた大切な場所だ。茂木氏は「約束通り恩返しに来ました」と語り、拍手の中イベントはスタートした。

イベントの話題は、まずは5月31日に行なわれ、10月28日にライブBD/DVDが発売される“Tokyo 7th シスターズ 1st Anniversary Live 15’→34’ ～H-A-J-I-M-A-L-I-V-E-!!～”から。茂木氏は観客の一体感やパワーを実感したことを強調。「NI+CORA」については、高田と大西のテンション感は切り込み隊長にふさわしいと、以前から決めていたとのこと。一方の「サンボンリボン」はトーク力に期待して、空気が弛緩しがちな休憩明け前に起用したとのことだ。キャストたちにとっても思い出深いライブになったようだが、桑原が姉（役の）2人が包み込んでくれたエピソードとして、中村が優しく声をかけてくれたこと、高井がライブの朝から昼用のお弁当を食べていいかを聞いてきて和んだ話を紹介。「サンボンリボン」の仲の良さが感じられた。

ライブでは他のユニットの話も出た。高井は、ライブ中に立ち位置を間違えそうになると、久遠寺シズカ役の今井麻夏がフォローしてくれるというエピソードを披露。茂木氏は水瀬いのりや渕上舞が所属するレジェンドユニット「セブンスシスターズ」について、格が違うほどかっこよく、なんだか近づきづらいほどだと語っていた。

『ナナシス』はマチ★アソビ最終日に、眉山山頂での生バンドライブを予定している。茂木氏は翌日のライブを“生ならではの実験”と表現していた。旬の話題では結成が発表されたばかりの新ユニット「Le☆S☆Ca」についても語られた。「Le☆S☆Ca」は月刊コンプティークで発表されたばかりのユニットで、メンバーはキョーコ、ホノカ、レナの3人。すでに他のチームではできないような音楽性の新曲が用意されているとのことだ。

「KARAKURI」の「-Zero」についてはメンバーからあのかっこよさは悔しいけど「KARAKURI」にしか出せないという声も。会場では「4U」の新曲「TREAT OR TREAT ?」の音源も紹介。『けいおん！』でおなじみの前澤寛之氏書き下ろしのポップナンバーに、会場は万雷の拍手に包まれた。ハロウィンをテーマにした季節感のある楽曲に、大西からは『ナナシス』のクリスマスソングがほしいとの要望も出ていた。いずれこの要望が実現するのかにも注目だ。

イベントのラストには『ナナシス』会員数77万人突破が報告された。ゲーム内でも77万人突破を記念したキャンペーンを予定しているとのことだ。ステージでは出演者とこの日集まったファンとの間の秘密のやり取りもあったのだが、詳細は後日掲載のライブレポートで報告したい。最後は高田が「明日のライブ楽しみましょー！」と元気よく叫んでステージを締めくくっていた。

Photography & Text　 By 中里キリ

関連リンク

• Tokyo 7th シスターズ公式サイト