リスアニ!WEB – アニメ・アニメ音楽のポータルサイト

INTERVIEW

2014.11.12

「ミラクル☆パラダイス」リリース&2nd Anniversary Live開催記念!i☆Risスペシャル・ロング・インタビュー!

int-141112-001-c014

聴けば自然と、一緒に踊り出しちゃう1曲ができました!

 

――ありがとうございます。それでは早速お伺いしたいんですが、ニュー・シングル「ミラクル☆パラダイス」は前作に引き続きすごくハッピーで賑やかな楽曲になっていると思います。最初に楽曲を聴かれたときはどんな印象を持たれましたか?

若井 私は真っ先に掛け声が頭に入ってきて、「これはファンの方と一緒に楽しめる!」と思ってすごくワクワクしました。

茜屋 アニメの第2クールのOPテーマって、第1クールの明るいものからガラッと変わって切ないところがある曲が多いじゃないですか?この曲もBメロとかに、メロディを聴いた瞬間にちょっと切ない感じのする部分があるので「すごく第2クール期にぴったりな曲だな」って思ったんです。歌詞も、アイドルを始めてからちょっと悩み始めてるというところが「Make it!」から前に進んでいるような気がして、そういうところも第2クール期らしくてすごくいいなって思いました。

芹澤 OPの映像ともリンクしてるしね。私は「Let’s Go! Let’s Go!」の部分とかは、ファンの方はもちろん子供たちでも言いやすいんじゃないかな?って思ったので、みんなでテレビの前で一緒にやってくれたらうれしいな、なんて思いながらレコーディングしました。

若井 やっぱり「Let’s Go! Let’s Go! ネバギバ Let’s Go!」の部分は盛り上がれるよね。

山北 「ミラクル☆パラダイス」はすでに披露しているんですけど、1回観ただけでサビのフリを覚えられるくらい簡単なんですよ。なので、「Let’s go!」以外のサビの部分もぜひ踊ってもらえるとうれしいです!

――その後、実際レコーディングで歌ってみたときの印象や、その際工夫されたことを教えていただけますか?

芹澤 私は、今回は“無理した元気”を入れないほうがいいのかな?って思っていて。「Make it!」のときは“より明るく”って意識したんですけど、「ミラクル☆パラダイス」は『プリパラ』のアフレコが始まっていたこともあって、歌詞を見て曲を聴いて、その感じたままあまりいろいろ考えずに、素直にそのままの感情で歌いました。キャラの気持ちとかも、この曲に関しては自然と入ってくるように感じましたね。

茜屋 私もゆうちゃんと同じです。私、普通に歌うとたまにらぁらちゃんと声が一緒になっちゃうので「Make it!」のときは結構気をつけてて、それでよく「イケボ」って言われたんですよ(笑)。でも「ミラクル☆パラダイス」には自分も共感できるところが本当にたくさんあったので、歌声もそんなに飾らずに、素直な感情で素直に歌いました。

山北 私はシオンちゃんのキャラソンはかっこいい感じで歌っているので、逆に「ミラクル☆パラダイス」はかわいさをすごく意識しました。個人的には、この曲はi☆Risの歌だけど、シオンちゃんではない『プリパラ』のマイキャラちゃん(※編集部注:ゲーム『プリパラ』内で育成する、自分の分身となるキャラ)になりきって歌っています。

――ということは、皆さんご自身も『プリパラ』をプレイされるんですか?

全員 めっちゃしてます!

――じゃあ、どこかのゲーセンで皆さんを見かける可能性も……?

澁谷 たまに私、目撃されるんですよ。でも「……いや、行こう」と思って、普通にプレイすることのほうが多いです。そこで同じ『プリパラ』の中のアイドルとして引くのも嫌だし、ドヤ顔でやりたいし(笑)。最近ドロシーもレオナも登場したんですが、それからはまだやれていないので、自分の声を聴けるっていうのもすごく楽しみにしています。

芹澤 この前もちっちゃい女の子に「トモチケ交換しよ?」って言われて。

全員 えー!?すごい!

芹澤 全然知らない子だったんですけど。いろんなところでこういうことが繰り広げられてるのかな?と思うと、すごくうれしくなりました。

山北 私も『プリパラ』プレイしてて、ガチャばっかり回してたらうしろに並んでる女の子に「おねえちゃん、チケットたまってるよ?」って言われて。「ついに話しかけられちゃった!」って思ったんです。それで「あ、そうなんだ。『プリパラ』で誰が好きなの?」って聞いたら「みれぃちゃん!」って。

芹澤 ありがとうございまーす(笑)。

山北 なので、「そうなんだ!お姉ちゃん、シオンちゃん好きなんだ!」って言って帰りました(笑)。

(一同笑)

――いろんな出会いが生まれているわけですね。一方MVなんですが、何か撮影の際の裏話が……。

全員 うーん……(笑)。

――……なにやらありそうですね(笑)。

茜屋 MVを撮影するときに、左右半分だけとかいろんな視点から撮るんですけど、例えば右だけのカメラで撮ったとき、右側はみんなキメてるのに反対側はめっちゃノリノリで全然別の踊りをしてたりとか。

久保田 カメラに映ってないところでふざける(笑)。

茜屋 だから、たまにカメラが入ってきたときに間に合わなくて。

澁谷 髪がボサボサになってて、メイクさんが真顔になる(笑)。

茜屋 あと、今回の衣装がレザー生地で通気性がないのですごく熱がこもるんです。私自身すごく汗っかきだし、撮影時期もちょうど夏場で暑くて、1回踊るごとにすぐ扇風機の前で涼んでました。

芹澤 あと、みゆたんとひみちゃんと私で、3人で制服を着てキャッキャウフフするシーンがあるんですけど、そこが普段仲がいいから逆に難しかったです。どうすれば“女子のかわいい仲良し”を観せられるのかな?って、結構苦労しました。

山北 いろんなスタッフさんから「i☆Risは仲いい」ってよく言われるんですよ。

久保田 結構撮り直したもんね。いつもの感じだと“普通の仲良し”なので、「距離感もうちょっと近くしてみようか?」ってディレクションが。

芹澤 「ちょっと抱きついたりしてみて」とか言われました。“見せる仲良し”って難しい。

茜屋 いやぁ、ゆうちゃんの笑顔が貼り付いてたなぁ(笑)。

芹澤 ちがうー!本当の素直な笑顔です!

久保田 みんな「直して」って言われるとすっごくベタベタくっついてくるので、その変わりようが面白かったです(笑)。

 

それぞれまったく表情の違うカップリング曲
その“色分け”の仕方も彼女たちの魅力

 

――さて、続けてカップリング曲「ココロノヲト」ですが、シリアスでスピーディーなこちらの楽曲の第一印象もお教えいただければ。

若井 私は、今までのi☆Risの曲にないくらいネガティブな歌詞だなと思っていて。結構自分の身を投げ捨てるような感じもして。でもだからこそ、苦しんでもがむしゃらに前を向いて突き進んでやるんだ、っていうもがく気持ちをすごく感じたので、レコーディングでもそういう感じを持ちつつ。でも「突き進んでやるんだ」っていう信念も持ちつつ、歌いました。

――1回歌詞の中で、どん底に落ちますもんね。

若井 そうなんですよ。なので、そこから這い上がってやるぜ、みたいな。

芹澤 i☆Risは『プリパラ』が始まって、本当に1年前では考えられないほど多くの方がグループとして見てくださっていると感じているんです。それを考えると、この曲はうまくいかなかった時期がちゃんとある私たちだからこそ歌える曲なんじゃないかな、と思います。

茜屋 1年前はこういうかっこいい曲って歌ってなかったし、2周年を迎えるにあたってこういう曲を歌えるようになったのがすごくうれしいです。実は私、ずっとかっこいい系の曲を歌いたかったので、「ココロノヲト」は個人的にすごく好きなんです。歌詞も「ちょっと落ちちゃったけどまた頑張ろう」っていう内容ではあるんですけど、這い上がるような力強さを感じるので、この曲を聴くとすごく元気づけられます。

澁谷 曲調とかも含めて、すべてが私好みな曲です。デモをいただいて初めて聴いたときから、すごく鳥肌が立ったくらい。あと、私とさきさまはハモリを歌うことが多いんですけど、「ココロノヲト」のハモリのラインって、メロディと並ぶくらいにかっこいいんですよ。主メロも大事だけどハモリも同じぐらいかっこいいし、聴いてほしいなって思います。

久保田 歌詞はすごく暗いんですけど、イントロから本当に思わず高まるような曲調なので、ファンの方からの反応もよくてすごくうれしいです。

山北 まさに新境地っていう感じですね。日常のなかでネガティブになっちゃうことって多いと思うんですけど、この曲はそこから「やってやるぜ!」っていう歌詞な点が素敵です。まだライブでは披露してないんですけど、すごくテンポも速いので、ファンの皆さんのとてつもない盛り上がりに期待してます。

――そしてもう1曲のカップリングが、シングル盤に収録される「Special Kiss」。こちらまたすごくキュートな曲で。

若井 かわいいですよね!

――中高生とかたまんないと思います。ド真ん中で、ちょっと小悪魔な部分もあるアイドルソングで。しかもあらゆるところに歌声のフックを感じたんですが、どんなポイントを工夫されて歌われたんでしょう?

芹澤 今回のシングル曲はどれも歌い方が違うんですが、この曲では特にかわいらしさを意識しています。特徴的なのがBメロの部分で、ここは一人ひとり歌詞割りがあるんですけど、その本人のキャラクターと歌詞が繋がってるんです。例えば「デレデレ」をみゆたんが歌ってたり、「子犬みたい」をずっちゃんが歌ってたり。そういう部分があったので、キャラソンとは違うけど、歌い方にかわいらしさと自分らしさを出そうと思いました。

茜屋 私はいつも通りに歌うとかっこいい系の歌い方になってしまうので、この曲は苦労しました。そこで、大好きなハロプロの、スマイレージさんとかのすごくかわいい歌い方を研究して、この曲に臨みました。

若井 私もこの曲は素の声とは全然違う自分で歌ってます。なので、私は好きなアニメキャラと付き合ってる設定で(笑)、「笑顔が生意気だぞ」とか言ってるように妄想しながら歌いました。

久保田 あんまり恋愛系の歌をうたってこなかったので、ちょっと不思議な感じがします。なので、私も歌詞カードに好きなキャラの名前でっかく書いてました。余白の部分に、でっかく“平和島静雄”って書いて(笑)。

若井 えー!一緒!!私“日番谷冬獅郎”って書いてた(笑)。

久保田 あと、「ココロノヲト」と「Special Kiss」にすごくギャップがあって、続けて聴くと同じ人が歌ってるように聴こえないぐらいなんですけど、それってすごくいいな、とも思いました。

澁谷 私はこの曲からは、学生とか青春時代みたいな感じのものを感じて。

芹澤 「放課後」とか言ってるもんね。

澁谷 そう。だから女の子が聴いても、すごく共感できる部分が多い曲なんじゃないかな?と思ってるんです。誰にでも恋心みたいなものはあると思うので、男性にも女性にも共感してもらえる歌詞だなって思います。

山北 本当にニヤニヤしちゃいますよね。私は「コラコラキミキミ 年下のくせに」っていうパートで、ちょっと年下のやいやいしてる男の子をイメージして歌ったんですけど、この前性格診断で“ちょっとワガママ”って出たんで、たぶん私の中にこういう要素もあるんだと思います。なので、年下の男の子をツンツンする気持ちで歌いました!(照)

若井 めっちゃ照れてる(笑)。

山北 なんか照れちゃうんですよ、この歌!私の中の“メロメロ声”を使ってるんです。「ぶつけてよ」のところとか、ちょっと息混じりで語尾上げみたいな感じで。

――実は最初中高生うんぬんと言ったのは、山北さんのパートが特に印象的だったからなんです。絶対その年頃の子にはツボだろうな、と。

茜屋 確かにi☆Ris、高校生いませんもんね。だから高校生とかにとっては年上なので、ツンツンな感じで。

山北 こうやって(指をひとまわりさせて、おでこを)トン、ってことですよ。

澁谷 “クルクル、トン”(笑)。

茜屋 「生意気だ(クルクル)ぞ♪(トン)」って?

山北 ……汗かいてきた(照)。

芹澤 でも、改めてこの歌詞を見るとすごい挑発的だよね。「Kissも生意気」だよ!?

茜屋 歌詞面白いですよね。「愛してる光線」とか面白くないですか?

澁谷 でも実はちょっと、ドロシーっぽいかな?って思ったの。内容が。

芹澤 あ、私も同じこと思った!

澁谷 『プリパラ』の18話で、ドロシーがマックス光線ってやってたんですよ。そこがちょっと。

山北 めっちゃドロシーっぽい。「なんか言った?」みたいな。

久保田 それに、結構“ツンデレの女の子の曲!”って感じの曲だよね。

SHARE

RANKING
ランキング

もっと見る

PAGE TOP