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REPORT

2014.08.04

支える仲間とプロデューサーたちの絆こそが「M@STERPIECE」。“THE IDOLM@STER 9th ANNIVERSARY WE ARE M@STERPIECE!!”大阪公演初日レポート

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『アイドルマスター』の9周年ライブツアー“THE IDOLM@STER 9th ANNIVERSARY WE ARE M@STERPIECE!!”の大阪公演初日が8月2日、インテックス大阪で行なわれ、今井麻美(如月千早役)、釘宮理恵(水瀬伊織役)、滝田樹里(音無小鳥役)、下田麻美(双海亜美・真美役)、浅倉杏美(萩原雪歩役)、沼倉愛美(我那覇 響役)が出演した。

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9周年ツアーの副題は「WE ARE M@STERPIECE!!」。“傑作”の意味を持つ「M@STERPIECE」とは、劇場版『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ』の主題歌の曲名であり、9年前に発売されたアイマス最初のCDシリーズのタイトルでもある。会場となるインテックス大阪はアイマスライブ地方公演では過去最大の会場だが、出演者は6人と絞り込んだ。ただし、ライブは3時間を超えるフルボリュームであり、演奏は生バンド。アイマスを支え、作品とともに成長してきたキャストの「個」の魅力と実力に焦点を当て、765プロの真価と底力を見せつけることがコンセプトだ。

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ライブをレポートする前に書いておくべきことがある。今回のライブ冒頭、坂上陽三総合プロデューサーが登場し、釘宮理恵が体調不良であり、ギリギリまで参加するかを検討したこと、本人の出演を望む強い意志から曲数を限定して歌うことが発表された。
釘宮は、誰よりもプロ意識が強い役者だ。だからライブに出演するからには、多忙なスケジュールのなか完璧にダンスやパフォーマンスの準備を仕上げてくる。そんな彼女が体調不良で出演できないかもしれない、あるいは万全のパフォーマンスができない心境は察するにあまりある。ステージに上がる彼女のコンディションは当然万全ではなかったが、少なくともステージに立っている間、彼女の笑顔に陰りはなく、つらさを見せることは決してなかった。

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そんな釘宮の気持ちがいちばんわかるのは、かつて新木場STUDIO COASTでの1stライブに、ライブ後に倒れるほどの体調で参加した今井麻美だろう。序盤、今井、釘宮、沼倉の3人が歌った「ラムネ色青春」で、今井が釘宮の様子に意識を配りながら、「みんなで笑おう」のフレーズの時に励ますような、優しい笑顔を釘宮に向けていたのが印象に残った。

 

9年を経た個の魅力、個の力にフォーカスした構成

 

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今回のライブは、6人のソロステージを中心にした構成。各自に3曲連続のソロコーナーが用意されるという前例のない形だ。先頭を切った下田で言えば大定番の「スタ→トスタ→」があり、ライブではなかなか披露の機会がない「おとなのはじまり」、久々の披露となる「ジェミー」というセットリスト。

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「普段できない曲を生バンドで」という意識が強く感じられる構成で、浅倉は『ミリオンライブ!』シリーズから「ハミングロード」、沼倉は3周年ライブでファンの前に初めて登場して歌った「オーバーマスター」を中心にソロで披露した。

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釘宮も「DIAMOND」「プライヴェイト・ロードショウ」できらめき感あふれるパフォーマンスを見せた。ライブ中に映像で登場したたかはしが「理恵はかわいいでできている」と語ったが、釘宮の儚げな風情と佇まいのかわいさは年々増しているようにさえ感じられる。

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滝田のステージのサプライズは「ID:[OL]」。なんとラップパートにアニメ『THE IDOLM@STER』プロデューサー役の赤羽根健治の収録音声が担当、会場のプロデューサーと赤羽根Pという同僚同士が声を揃える光景が実現した。

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初日いちばん意外な構成だったのは今井で、『ぷちます!』の「choco fondue」でとびっきりキュートで自由な一面を見せると、最後は『ミリオンライブ!』の「Snow White」で締めるという、冬の曲で始まり冬の曲で終わる構成だった。

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