REPORT
2014.05.04
徳島で開催されたアニメイベント「マチ★アソビ」にて5月4日、『アイドルマスター シンデレラガールズ』ステージが行われ、双葉 杏役の五十嵐裕美、諸星きらり役の松嵜 麗、本田未央役の原 紗友里らが登場してトークとミニライブを行なった。
『シンデレラガールズ』が初めてイベントを行なったのは、実は2012年の「マチ★アソビ」。その後も五十嵐と松嵜のふたりが「お願い!シンデレラ」のハピハピver.を初披露したりと、同作にとってはなじみ深い土地が徳島だ。『シンデレラガールズ』としては、先月のファーストライブで来年1月のアニメ化決定を報告して以来最初のイベントとなる。司会はアニプレックス宣伝プロデューサーの高橋祐馬氏が担当。さらに『アイドルマスター』総合ディレクターの石原章弘氏も登場するという豪華な顔ぶれとなった。
「お願い! シンデレラ」に乗って3人が登場すると、サイコロを振って出た目に応じたお題に沿ってトークを行なうサイコロトーク形式でイベントは進行した。五十嵐が振った最初の出目は「1」で、“さいたまスーパーアリーナ(以下:SSA)”について。五十嵐は「SSAは大きすぎて、遠くの方はまるでアニメで観る景色みたいで、逆に落ち着いた」とコメント。松嵜は「実はいちばん練習したのはメドレーで、ほかの方に迷惑はかけたくないし、負けたくないしで頑張りました!」と、意外な頑張りどころを語っていた。
松嵜の出目は「2」で、先月に舞浜アンフィシアターで開催されたファーストライブの話題となった。原は「輝く世界の魔法」を歌うときに関係者席が目に入ってやりにくくて仕方なかったエピソードを披露。最終日の公演でメンバーの多くが泣いていた話になると、五十嵐と松嵜はライブビューイングや、今後映像化された場合の泣き顔の写りを非常に気にしていた。一方原は「私は笑顔で終わりたかったので泣きませんでした」とのことだった。シンデレラの仲間たちについても話に花が咲いたが、五十嵐がメンバーの成長を感じてうるっときた話や、ライブの翌日にメンバー同士が会いたくなって、集まれるメンバーで集まった……といった話題で盛り上がっていた。
そして原が振った出目は「4」の“五十嵐裕美さんの話”。原が「(五十嵐は)私にはツンデレのすっごくデレな部分を見せるので、皆さんが思っている姿とは違うと思います。なんかかわいいです」と語ると、五十嵐は「すごく(原が)好きなんです。お持ち帰りしたいんです」ときっぱり。松嵜も「この子(五十嵐)は口が悪いけど、そんなに言わなくていいんだよ、裏で頑張ってるの知ってるから」と語り、3人それぞれがお互いを大好きすぎることが伝わってくるトークだった。そんな3人を評して石原氏は「この3人はみんな真面目なんです」と語っていた。
延長戦として繰り広げられたアニメ『シンデレラガールズ』にまつわるトークでは、3人の間でフェイフェイ(楊 菲菲)が大人気。原が「今まで声がついていなかったアイドルにも声がついたりしたらうれしいです。フェイフェイとか!」と語れば五十嵐が「私、兼役でフェイフェイやってもいいですよ!」と、徳島ならではのゆるやかなテンションでのトークが繰り広げられていた。最後にアニメについて高橋氏に「『シンデレラガールズ』のプロデューサーの皆さんは、2015年の1月をワクワクして待っていていいですか?」と聞かれた石原氏は、「はい」と力強く返答していたのだった。
そしてラストは、3人によるミニライブステージ!曲は徳島名物になりつつある(?)「お願い!シンデレラ」ハピハピver.に原が加わった「徳島スーパースペシャルハピハピver.(原談)」!歌い出しから松嵜が「ハピハピー!!」と叫ぶと、原が「あんきらみお、行っくよー!」と返すこの日限りのアレンジだ。全員がときに声を上ずらせながら掛け合いを入れ、「にょわにょわにょわ!」の合いの手がこだまするのは圧倒的な多幸感。今回のステージは客席と地続きだったこともあり、松嵜が客席の目の前まで駆け下りて煽りまくる光景も見られた。
さらに間奏や曲終わりには杏、きらり、未央による寸劇が入り、最後は力尽きた杏に2人が泣きすがって終わるという、普段のイベントやライブではありえない自由すぎる幕切れ。いろいろな意味でほかでは見られないステージに、集まったプロデューサーたちも大満足の様子だった。
Text&Photo by 中里キリ
『アイドルマスター シンデレラガールズ』トークイベント
@2014年5月4日 徳島マチ★アソビVol.12 両国橋南ステージ
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