INTERVIEW
2014.03.10
──『Wake Up, Girls!』は、MVが本当に素晴らしいと思うんです。撮影について教えてくれますか?
一同 わー、ありがとうございます!
吉岡 MVの撮影は12月の下旬にやりました。
青山 クリスマスシーズン。
吉岡 まっただ中だったよね。だから雪が降りながら雨が降りながら。
永野 みんなで仙台に行って撮影したんです。だから仙台の魅力がいっぱいに詰まってると思います。
吉岡 「7 Girls War」は仙台の名所がいっぱい出てきて私たちが走り回ったり。「言の葉 青葉」はSENDAI光のページェントで撮影しました。
青山 「言の葉 青葉」はワンカット撮影なので、カメラを回しっぱなしなんです。
──複雑な移動込みで撮影も高度ですが、何テイクぐらい撮りました?
一同 3回…ぐらい?
高木 前の日にみんなで集まって、カメラにちゃんと映るように、相談しながらたくさん練習しました。
──後ろに下がるシーンが大変だったんですよね。
吉岡 私が歌いながら後ろ歩きするところがあって、私が七海と美海の間を通るんですけど、目印が何もないんです。
永野 下が土だから、目印をつけるとカメラに写っちゃうんです。
吉岡 だから前の花壇を目印に自分の感覚でまっすぐ下がるんです。
田中 あそこが一番緊張した!
吉岡 私も緊張した。一回目の撮影では若干ぶつかっちゃったんですよ。これはやばいって。
──カメラさんも大変ですよね。
吉岡 何キロもある装備をされて。
田中 すごいカメラだったよね?背中にしょって、画面がうぃーんって出てきて!
青山 今まで私たちは撮影されるMVをかわいいかわいいと観る側だったので、あんなたくさんの方の支えで成り立っているんだな…と感動しました。いろんな意味で。
高木 朝早くからやったので、スタッフさんも大変で寒かったです。
──「言の葉 青葉」のコートは私物ですか?
吉岡 基本私物です。七海の着てた白いコートとあと香耶のコートは、美海が用意してくれました。
田中 そうなんです。私が親と相談しまくって、七海はこれだ、香耶はこれだってすごくガサガサやりながら。ふたりともぴったりだったので、よかったーって思いました。
吉岡 「協力:美海母」ってクレジット入れなきゃね。
──奥野さんのお母さんも確か協力してくれた話が。
奥野 あー、母がシュシュをみんなに作ってくれたんです。テレビシリーズにもそのうち出てくるんじゃないかと思います。あ、テレビシリーズでは私…じゃない、菊間夏夜ちゃんのお母さんが作ったわけじゃないけど、何か出てくるみたいですよ。待田さん(脚本家)が言ってました。
一同 へー。
吉岡 商品化もされてるんですよ。
青山 女性のワグナーさん(ファンの方)がつけてきてくれるとニヤニヤします。いいねーって。
奥野 男性の方は、マフラータオルをシュシュで結んだり。
永野 すごくオシャレ!
──「7 Girls War」の衣装を初めて着た時はどうでした?
一同 感動したよねー!
吉岡 私たちが最初に見たのは、Mobageでgloopsさんが配信している『Wake Up, Girls!ステージの天使』のカードでキャラクターが着ている姿だったんです。
一同 かわいいよねー!
高木 今まではバラバラの制服だったので、統一感のある感じでかわいいです。
──衣装の制服も本物の制服も、流石似合いますよね。
永野 おっ! 私大丈夫ですか?
奥野 大丈夫ですか?
──大丈夫です!
永野 よかった!最初はずっと普通の制服を着ていてそれもかわいかったんですけど、やっぱり一緒の制服が着られたのは嬉しいです。
──これから加藤英美里さんや福原香織さん、大坪由佳さんたち先輩が演じるトップアイドル「I-1 club」とライバルになっていきます。どんな感覚ですか?
吉岡 現場では大坪由佳さんと会うと、ガンを飛ばされます!志保と真夢みたいな感じで。私的にはそれが役を意識してくださるんだなってありがたいです。
──メンチをきられると、吉岡さんはどう返すんですか?
吉岡 真夢の側は志保を嫌ったりあまりキツイ態度はとらないと思うんですよ。だから一瞬ビクッとして、おはようございますって普通に挨拶します(笑)。そしたら大坪さんも挨拶してくれる、そんな茶番が繰り広げられます。
永野 4月には品川で同じ日にイベントもやらせていただくんです。「I-1 club」としては先輩だし、すごく組織的なので怖いイメージがあるんですけど。
吉岡 休まない!愚痴らない!考えない!
永野 すごく怖いイメージなんですけど、現場ではすごく優しくて、わざわざ来て教えてくださったりするんです。現場では優しくて、作品の中では怖い先輩たちです。
──初めての現場で社長役の日髙のり子さんや、松田マネージャー役の浅沼晋太郎さんに演技を学べるのは貴重ですよね。
吉岡 日髙さんにマイクへの入り方を教えてもらったり、台本のめくり方とかを見せてくれて、それを見て覚えたり、そこからです。
青山 どうしようって思った時は、日髙さんや先輩方がどうしてるかを見ると、身体で引っ張ってくださってる感じなんです。
──本編の大人と違って頼りになりますね!
吉岡 浅沼さんは松田さんとは全然違いますね!
青山 松田さんは頼りにならないけど…浅沼さんは優しく教えてくれて。
高木 気づいたことはなんでも言ってくれるので本当にありがたいです!
山下 場をすごく盛り上げてくださるし…。
吉岡 私たちから行かなくても、声をかけてくださるんです。
──アフレコスタジオではどんな話をしてますか?
高木 地元トークが多いです。私が千葉出身で、福原さんと大坪さんが千葉なので、千葉トークしてます。香耶も地元トークしてるよね。
奥野 私は浅沼さんと同じ岩手出身なので。
永野 私も仙台なので、東北トークで盛り上がってます!
──アフレコには慣れましたか?
永野 比較的慣れました。最初はテストの時にもどのマイクに入っていいかもわからなかったりして時間を取ってしまったんですが、昔よりフットワークが軽くなりました。
吉岡 それぞれのお当番回を越えるとWake Upして、明るくなるなと思いました。
──やっぱり第3話の実波の「うんめいにゃー!」は印象的でしたね。美味しい物食べるとつい使ってしまいます。
一同 あれはずるい(笑)。
田中 ありがとうございます!
吉岡 実波の時代来たる?
青山 アニメ流行語大賞狙える?
吉岡 いやー、流行語は「島田真夢じゃないか!」だから!
田中 それは負ける!
吉岡 あれは私じゃなくて下野さん(オタクの太田邦良役)の言葉だけどね。
青山 美海は食べる演技がうまくて、現場の先輩たちにも褒められるんですよ。
田中 褒めていただいたのは本当に飛び上がるぐらいうれしかったです。ひーってなりました。
(次ページに続く)
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