INTERVIEW
2014.03.10
──アニメが劇場にかかり、地上波で放送されているのを見た感想や周囲の反応があれば教えて下さい。
吉岡 テレビ東京さんで放送される時間帯に、みんなで集まれる時は集まって観てたりするんです。第一話をよっぴー(=青山吉能)と同じ部屋で観ていたら、よっぴーが新聞のTV欄を何度も写メってました(笑)。
青山 番組表の一連の流れの中に『Wake Up, Girls!』の文字があって感激して、私がびっくりしたり指差したりしてる写真がたくさんあります(笑)。
吉岡 メンバーはみんな地元がバラバラなんですけど、それぞれの地元で知らない人に「吉岡さんですよね?」とか言われたりします。プチ有名人になった気分です!
永野 私は仙台出身で今も住んでるんですが、『Wake Up, Girls!』が仙台が舞台の作品なので、街全体で盛り上げてくださってます。今まであんまりアニメを見たことがない友達も、仙台の知っている景色がたくさん出てきてうれしいって言ってくれます。街を歩いていても普通に学生の人が「『Wake Up, Girls!』知ってる?」なんて話をしていて、いろんなところに浸透してるんだなって思います。
一同 マジでー!?すごい!
永野 地元が盛り上がっているのを肌で感じるのはうれしいです!
──舞台挨拶や握手会でファンの皆さんの前に立つのはどうですか?
高木 皆さんあったかくて、先日の舞台挨拶でも雪で足元ぐっちゃぐちゃなのに遠くから来たりしてくれていて、本当にびっくりしてます。
青山 あとチョコのお渡し会があって、来られなかった友達の分までもらいに来てくれたりした人もいて。
吉岡 『Wake Up, Girls!』を通して仲良くなった人とかもいらっしゃって驚きます!
──確か永野さんはチョコ苦手ですよね?(笑)
永野 なんで知ってるんですか!そうなんですよ。でもみんなの心がこもったチョコレートなら大丈夫です!あとホワイトなら大丈夫なんです。
吉岡 いいこと言ったね!
──なるほど。お菓子といえば山下さんはアップルパイを作るのが得意なんですよね。
青山 詳しいですね、さすが(笑)。
山下 私的にはアップルパイなんですけど…ホットケーキミックスにリンゴを入れて焼くものを私はアップルパイって言ってるんですけど、メンバーにはそれはパイじゃなくてケーキだって言われるんですよ~。
吉岡 アップルパイかはともかく、おいしかったよ。
山下 でも自分的にはまだアップルパイだと思ってます!
一同 まだ思ってたの!?
山下 はい!
──先ほど合宿という単語がありましたが、WUGは合宿で練習したりするんですか?
吉岡 メンバーがそれぞれ地方に住んでいるので、長期休みで集まれる時に一週間から10日くらいで、まとまった合宿をするんです。全部で3回?
奥野 そうだね、3回。
吉岡 ランニングから始まって、そのあと声優レッスン、ダンスレッスン、ボーカルレッスンやって、ご飯を買って、帰ると夜中、みたいな(笑)。丸一日びっしりびっしりですね。
青山 週末泊まりで来てるんで2人2人3人の相部屋なんです。
──ダンスの練習は本当に大変そうですね。
奥野 ふふ(笑)。練習自体は去年の3月ぐらいから始めました。
田中 TVアニメの曲は、12月?
吉岡 劇場版の「タチアガレ!」は去年の夏で、それ以外(「7 Girls War」「言の葉 青葉」)は12月です。年末イベントの直前にMVを撮影して、その前の2週間ぐらいでフリを、全部入れました。
田中 大変でしたけど、「言の葉 青葉」はしっとり~、なので。
──そういう練習中やステージでの役割分担とかってありますか?作品中では真夢がセンター、佳乃がリーダーという感じですが。
青山 全然違います!真逆!
田中 あははは(笑)。
吉岡 真逆って言っていいの?(笑)
青山 センター(吉岡)はセンターらしいんですけど。作品の中では、佳乃が藍里に向かって「そこステップ違ってるよ」とか言うんですけど、実際のWUGは逆なんですよ!Wake Upの中で一番ダンスが駄目なキャラの声優が一番ダンスが上手っていう。だから藍里に「違ってるよ」とか言うんですが、アフレコが苦しくて(笑)。
山下 気持ちがこもらない(笑)。
青山 感情が入らないのでなかなか苦労しました。青山佳乃と奥野香耶と田中美海はダンス経験がないのでツラくて。小学校の時はバレエをして「いた」んです!
高木 私もして「いた」んです、けど!
──バレエとはまた違いますよね(笑)。
永野 でもみんな、一週間ぐらいするとほぼ完璧にしてくるんですよ。そこから直したりはしますけど。
吉岡 フリを入れるのはみんな早いよね。
青山 最初の頃は全然入れられなくて泣いてたりしたけどね。
高木 泣いてました。
──現場でメンバーを引っ張るタイプの人っていますか?
奥野 愛理じゃない?
吉岡 ダンスの面で一番見てくれるのは愛理ですね。
奥野 あと、イベントの後に反省会とかをするんですけど、結構愛理がまとめてくれるんです。
永野 ありがとうございます(笑)。
──ボケ役ツッコミ役みたいなのはあります?
高木 七海はボケだと思う!
吉岡 ボケです!
高木 みんながわーっと笑った後に、ワンテンポ遅く「……!あー!」って言うんです(笑)。
山下 たどり着くのに時間がかかるんです! 自分の頭のなかで一回想像しないとだめで、想像してから笑ったら、それ終わったんだけど、みたいな。
永野 みんなボケもツッコミもできるけど、まゆしいがツッコミかな。さっき言ったみたいな嘘っぽい関西弁が出たり。
吉岡 「なんでやねん!」は普通…じゃない?
一同 うーん?
吉岡 なんかごめん。
一同 (笑)。
──さて、2月26日にはいよいよ「7 Girls War」、「言の葉 青葉」が発売されます。今の気持ちは?
永野 予約票のところにWake Up, Girls!って名前があるのが信じられないよね…。
山下 私自身も嬉しいんですけど、親戚一同がすごく盛り上がって、お母さんとかも予約してー! って言ってます(笑)。
青山 オリコンが楽しみですね…おほん。
吉岡 おい!それはさておき「7 Girls War」はキャラが一人一人立っていて、ポップです。
永野 みんなで盛り上がれる感じの曲です。
──皆さんも踊って歌って、息継ぎなしで合いの手入れたり大変そうですよね。
吉岡 お客さんたちが一緒にやってくれるようになったら…。
青山 私たちも呼吸ができる(笑)。
──間奏で皆さんの特技が入りますよね。あれは自分たちでアイデア出しを?
吉岡 完全に自分たちで出し合ったアイデアですね。
永野 それを振り付けの先生が引き出してまとめてくれたよね。
青山 香耶の…(笑)。
奥野 一番最初の設定では、みんなやってるけど駄目だな…って顔で前に出るけど、あ、何もできない!だったんです。でも「香耶親指の関節曲げられるんじゃね?」ってみんなに言われて曲げることにしました(笑)。
──回って側転してL字バランスやって、指が曲がります(笑)。
吉岡 アップにしないとわからないと思います(笑)。
奥野 …ちょっと、恥ずかしいです(笑)。
永野 それで、「言の葉 青葉」はね。
吉岡 私たちにとっては初めてのバラード調というか、ゆったりしっとりの曲です。最初は全然どう歌っていいかわかんなかったです。
田中 キャラで歌ってと言われたので、難しかったです。
高木 ほんとにいい歌詞で、気持ちを込めて歌っているので、完成したのはいい感じになっていると思います。
──合唱っぽいですが、青山さんの特技が生きたのでは?
青山 実はレコーディング当時にちょっと体調を崩してしまい、歌っていたら倒れたんです。そしたら、愛理がブースの中に飛び込んできてくれて。みんなに助けられてのレコーディングでしたゆえに…(軽く落ち込み)。
田中 でもでも、ステージで生で歌うと、よっぴーの一番高い…
一同 ♪で~き~な~い
田中 よっぴーの声が一番響くんですよ!
青山 裏声は得意なんです!合唱は裏声っぽく歌っていたので、実声で合唱っぽくと言われるとちょっと悩むんです。最近ようやくコツがわかって安定してきました。
──「言の葉 青葉」というボーカルでしっかり聴かせる曲で、吉岡さんと青山さんは明確に目立つソロパートがありますよね。ステージでは緊張します?
青山 緊張します…。
吉岡 ずっとソロのところしか練習してないぐらいです(笑)。
青山 「7 Girls War」でも落ちサビのソロがあるんですけど、そこの緊張が半端無くて。ステージが始まる前はいつもドキドキが…ふぅ。でも練習して経験した分だけ自信になるので、今は場数を踏むしかないと思ってます。きりっ。
高木 それで、「言の葉 青葉」のカップリングがですね…。
一同 キター!
──今から伺うところでした(笑)。
高木 「太陽曰く燃えよカオス」を歌わせていただきました!以前から私も大好きな曲で、カラオケとかでもよく歌ってたんです。それをまさかCDとして歌わせてもらえるなんて!すごく恐れ多いながら、はっちゃけて楽しくレコーディングさせていただきました!
──本編はともかく、デビューシングルで他作品のカバー収録は斬新だと思います。
高木 そうですよね!聞いた時は「えっ!いいの??」ってびっくりしました。台詞とかも入っていて、岡本未夕ちゃんがメイド喫茶で歌っている設定と気持ちで歌いました!
(次ページに続く)
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